○○狩りの横行するワケ

芸能人の不倫
著名人の発言

何か、どうでもいいことに目くじらを立てる人が多い世の中になってしまいました。
別にそんなに怒らなくても、
いやそもそも、あなたが怒る必要があるのか、それ? という感じ。

 

原因のひとつは、SNSの普及、とも言われています。
確かにSNSは、自分の声を多くの人に一瞬で届けられますから。
そういった部分に快感を覚えている人、多いかもしれません。

 

私はプラス、視野の狭さもあるのでは?と思っています。
過去、情報とは、一生懸命探すもの、だったんですよね。
本を読んだり、人に意見を求めたり。
すると、その過程で多くの物ごとに触れる機会があり、
自分の意見がそれに左右されながらも少しずつ固まっていく。
……というようなものでした。
しかし今や情報は、PCやスマホでパパッと出てくるもの、となっています。
手軽に、それも大量に手に入る情報に、
思考する暇が与えられることもなく、
そっくりそのまま、自分の意見としてしまっている感が否めません。
だからこそ、本来、人の意見とは多種多様であるべきなのに、
一極集中してしまう視野の狭い今の状況が、生み出されているのではないでしょうか。

 

誰かが何かをする。
ひとりが怒る。
それが拡散すると、まるで大勢が怒っているかのように感じられる。
すると、その情報を受け取った人が自分の意見も同じであると錯覚し、怒る。

 

○○狩りという状況、
膨大なデータや、ものすごい人数でやりとりされているかのように見えて、
その実、薄っぺらい環境下で行われている物ごとのような気がしてならないのです。